モカエキスプレスとブリッカの違いと比較【ビアレッティのマキネッタ】

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ビアレッティのマキネッタ「モカエキスプレス」と「ブリッカ」の違い、どちらを選ぶべきかについて比較の結果をわかりやすくまとめました。

左がブリッカ、右がモカエキスプレス

エスプレッソに似たモカコーヒーがかんたんに直火でつくれるビアレッティ社のマキネッタ。中でも人気のモデルがモカエキスプレスとブリッカです。

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モカエキスプレスとブリッカの両方使っているからこそわかる違いがあります!

違いが分かりにくい・どちらを選ぶべきかわからない…そんなお悩みを解消できるよう、本記事をまとめました。

それではビアレッティのマキネッタであるモカエキスプレスとブリッカの違いと比較について紹介していきます。

タップできる目次

モカエキスプレスとブリッカの違い

  • モカエキスプレスとブリッカは「ビアレッティ社のマキネッタ」で機種が違う
  • 大きな違いは「特殊バルブ」があるかどうか

モカエキスプレスとブリッカは「熱源が直火式」「素材がアルミ」であることが共通点であるビアレッティ社のマキネッタです。

ビアレッティが特許を取得したブリッカの特殊バルブ

ブリッカにはビアレッティが特許を取得している特殊バルブがあるためモカエキスプレスよりも高い圧力で抽出でき、よりエスプレッソに近いコーヒーがつくれます。

それぞれの特徴を紹介するね

ビアレッティ・モカエキスプレスの特徴

スペック

製品名MOKA EXPRESS
材質本体:アルミニウム合金、ハンドル:ナイロン樹脂、パッキン:シリコーンゴム
熱源ガス直火・電気コンロ
サイズ展開1・2・3・4・6・9・12・18カップ
原産国イタリア
本体サイズ(3カップ)約9x16x16.5cm
重量(3カップ)約380g

特徴

  • ビアレッティのマキネッタといえばコレ!な定番モデル
  • サイズ展開が豊富
  • デザイン性の高さが認められていてMOMAに永久展示されている
  • 海外限定のデザインやカラーなどバリエーションが豊富
  • アルミ製・シンプルな構造で軽い
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マキネッタといえば、一番に想像するのがモカエキスプレスかも!

ビアレッティ・ブリッカの特徴

スペック

製品名BRIKKA
材質本体:アルミ合金、ハンドル:フェノール樹脂、パッキン:シリコン
熱源ガス直火式・電気コンロ
サイズ展開2・4カップ
原産国ルーマニア
本体サイズ(4カップ)約19 x 10.5 x 19.5cm
重量(4カップ)約700g

特徴

  • ビアレッティの特許取得の特殊バルブが特徴
  • モカエキスプレスより2気圧ほど高くコーヒーを抽出できる
  • エスプレッソ表面にできる「クレマ(クリーム状でコーヒーの成分が溶け込んだもの)」ができやすい
  • 特殊バルブがあるためモカエキスプレスよりは重い
  • 水量で気圧が変わるため、毎回計量が必須(計量カップ同梱)
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ビアレッティ社の進化が感じられる、本格エスプレッソにより近いモデル!

ビアレッティのマキネッタはモカエキスプレス・ブリッカのほかにも、大きく分けると4種類あります。ビアレッティのマキネッタの種類と選び方についてまとめているので、他の機種も検討したい方はぜひご覧くださいね。

【比較】モカエキスプレスとブリッカの特色による6つの違い

モカエキスプレスとブリッカを選ぶときに気になる6つのポイントで違いを比較しました。

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違いを確認して自分に合ったモノを選んでくださいね!

できるコーヒーの違いと比較

ブリッカの方がエスプレッソに近い!

  • ブリッカはクレマができるため、よりエスプレッソに近いコーヒーがつくれる
  • モカエキスプレスは普段のコーヒーを濃くしたイメージのコーヒーをつくれる

わたしはモカエキスプレスとブリッカの両方を使っていますが、やはり味の濃厚さはブリッカの方が上

フォームミルクをつくってカフェラテを楽しみたい!という使用目的ならブリッカの方が満足度が高そうです。

一方「アメリカーノ(エスプレッソのお湯わり。普段のドリップコーヒーに近い味わい)も楽しみたい」をつくる場合はモカエキスプレスの方が向いているかも。高音・短時間で抽出したコーヒーですっきりとした苦味が楽しめます。

選び方のコツ

普段からエスプレッソが好きならブリッカ、汎用性の高さを重視したいならモカエキスプレスがおすすめ!

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コーヒーができるまでの時間はほぼ同じです!

価格の違いと比較

モカエキスプレスの方が安い!

  • ブリッカは2CUP・10,600円〜
  • モカエキスプレスは1CUP・5,800円〜

※ビアレッティ公式オンラインショップ・2023年3月現在の価格。Amazonだと安く買えます!

価格は特殊バルブ構造がある分、ブリッカの方が高い価格設定となっています。

  • つくりたいコーヒーの味(濃厚さ)
  • 取り扱いのかんたんさ
  • どんなときに使いたいか

以上のように、自分の欲しい機能と価格のバランスで選ぶと後悔なし!です。

ちなみに、ビアレッティのマキネッタはAmazonや楽天の方が公式オンラインショップより安く買える傾向があります。

価格の違いをチェックしてみる

サイズの違いと比較

モカエキスプレスの方が種類が多い!

  • ブリッカは2CUPと4CUPの2種類
  • モカエキスプレスは1CUP〜18CUPまでの8種類

※モカエキスプレス・ブリッカとも1カップは約40ml

マキネッタはサイズ選びが超重要ポイントです。理由はマキネッタの構造にあります。

マキネッタの構造は、下部にあるタンクの水量とコーヒー豆の量、沸騰時の気圧が計算されてつくられています。

なので「3カップ分なら毎回3カップ分つくる」ことが必要というわけです。

サイズは定番モデルであるモカエキスプレスの方が圧倒的に多く展開されています!

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1人用なら2・3カップ、2人用なら3・4カップがおすすめです

選び方のポイント

4カップより上のマキネッタが欲しい場合はモカエキスプレス一択なので気をつけましょう!

取り扱いやすさの違いと比較

モカエキスプレスの方がかんたん!

  • ブリッカは抽出の圧力が高く、水量・火加減により注意が必要
  • モカエキスプレスはブリッカよりは取り扱いがかんたん

より本格的なエスプレッソに近いコーヒーをつくるならブリッカがおすすめ。ですがブリッカには特殊バルブがある分「タンクの水量」「コーヒーの粉の量」「火加減」はモカエキスプレス以上に気を配る必要があります。

爆発の翌日、思わずブリッカと距離をとってしまう

実際わたしはブリッカを使っていて、抽出の最後に噴水のようにコーヒーが吹きこぼれる「ブリッカ爆発」を経験しました…

慣れれば&元々几帳面な方なら問題ないレベルですが、不安の方が強ければモカエキスプレスの方が「使いやすい」と感じるかもしれません。

ブリッカ爆発の原因と対策を以前詳しくまとめましたが、ブリッカの吹きこぼれは「爆発」と表現されることもあるほどで、美味しく淹れるにはコツが必要です。

お手入れ方法の違いと比較

お手入れ方法は同じ!

ブリッカ・モカエキスプレスともお手入れ方法はほぼ同じで違いはありません

ビアレッティのマキネッタのお手入れ方法は「基本は水洗いのみ」でOK!ブリッカ・モカエキスプレスどちらも同じです。

特に上部のサーバー部分は、使うごとにコーヒーの油分でコーティングされ、味がなじみやすく安定していきます。

ブリッカには特殊バルブがありますが、実際に使っていてお手入れのしやすさに差は感じません。

たくさん使って育てて、美味しいコーヒーを楽しもう!

デザインの違いと比較

デザインは好みによる

  • ブリッカはデザインは1種類・カラーは2色展開
  • モカエキスプレスは限定デザイン・カラーが豊富に展開

時代を超えて愛されるシンプルデザインが魅力のモカエキスプレスと、ブラック×シルバー(レッド)のバイカラーがかわいいブリッカ

モカエキスプレスは海外限定のデザインやカラーのものも展開されているため、選択肢が豊富にあります。

ちなみに、我が家にあるのは定番カラーのモカエキスプレスと赤色のブリッカ。

個人的な好みはモカエキスプレスなのですが、褒められるのは赤色のブリッカ…どちらも可愛くて悩ましいところですね。

fuwari

デザインで絶対にこっち!という好みがなければ、機能面で選んだ方が後悔なさそうです

モカエキスプレスとブリッカのどちらがおすすめか

モカエキスプレスとブリッカの違いをふまえ、どちらがおすすめかについてまとめました。

モカエキスプレスがおすすめな人

幅広く使いたい人におすすめ!

  • アメリカーノもカフェラテも両方飲みたい
  • 汎用性の高いマキネッタが欲しい
  • 扱いがかんたんな方がいい
  • 2カップ・4カップ以外のサイズのマキネッタが欲しい
  • デザインが好き

モカエキスプレスが初めて発売されたのは1933年。約80年間、ほぼ変わらないデザインが採用されています。

長く愛され続けているのは信頼の証だと感じますよね。

サイズ展開も豊富で価格もブリッカより安いので「迷ったらモカエキスプレス」をおすすめしたいです。

一方「よりエスプレッソらしいコーヒー」という視点ではブリッカに負けてしまうモカエキスプレス

ですが、工夫ポイントがあります!

わたしの体験談ですが、モカエキスプレスを使用するときに紙フィルターを使うとクレマのような泡ができます。

すぐ消えてしまうのですが、クレマがある=コーヒーのうま味が溶け込んだということ!

紙を間にはさむことで、お湯が通るときの圧力が変わるのかもしれませんね。

fuwari

ブリッカほどではないけど、エスプレッソらしさは十分に楽しめています!

ブリッカがおすすめな人

エスプレッソやカフェラテが大好きな人におすすめ

  • よりエスプレッソに近い濃いコーヒーが飲みたい
  • ほぼ毎回カフェラテを作る予定
  • 毎回水を計量カップで測るのが苦ではない
  • 欲しいマキネッタは2カップor4カップ
  • デザインが好き

サイズ展開が2種類と限定されるものの、カフェラテやエスプレッソが大好きな人にはブリッカの方がおすすめです。

爆発が心配」と感じるかもしれませんが、慣れれば大丈夫!

ポイントは「計量をきちんとすること・強火にしないこと・コーヒー豆を詰め込みすぎないこと」です。

お値段の高さはネックですが「モカエキスプレスを買っても物足りなくなりそう」と思うなら、はじめからブリッカを買う方が結果的にはお得になります。

fuwari

ふわふわミルクでつくるラテは、ブリッカの方が本格的な味がしました!

【まとめ】モカエキスプレスとブリッカの違いと比較(ビアレッティのマキネッタ)

モカエキスプレスでつくるアフォガード。美味しい❤︎

ビアレッティの「モカエキスプレス」と「ブリッカ」は、どちらもアルミ製で直火式のマキネッタです。

選ぶときに気になる違いは6点あります。

  • できるコーヒー
    • ブリッカの方がよりエスプレッソに近い
  • 価格
    • モカエキスプレスの方が安い
  • サイズ
    • モカエキスプレスの方が種類が多い
  • 取り扱いやすさ
    • モカエキスプレスの方がかんたん
  • お手入れ方法
    • モカエキスプレス・ブリッカ両方同じ
  • デザイン
    • 好みによるが、モカエキスプレスの方が展開は豊富

幅広く使いたい人におすすめなのはモカエキスプレス、エスプレッソやカフェラテが大好きな人におすすめなのはブリッカです。

fuwari

どちらも使っているけど、それぞれに良さがあります!迷ってるならモカエキスプレスがおすすめです。

公式よりもAmazonほかECサイトの方が安いので、気になるひとは価格をチェックしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

祖父の代からコーヒー好きの家庭に育つ。
母と叔母が姉妹で経営していた喫茶店のお手伝いをした経験あり。
UCCコーヒーアカデミー・ベーシックコース修了。

休日はカフェや焙煎所を巡ったり、お家でコーヒーをたててのんびり過ごすのがしあわせなひとときです。

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