【ビアレッティ】マキネッタの種類と選び方|絶対に気をつけるべきポイント

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種類が多くて選び方が悩ましい、ビアレッティのマキネッタの選び方について体験談を交えてわかりやすくまとめました。

奥:ブリッカ4カップ、手前:モカエキスプレス2カップ

てのひらサイズでエスプレッソに似たモカコーヒーが作れるコーヒーメーカー、マキネッタ。

中でもイタリアのメーカー、ビアレッティのマキネッタが定番です。

種類が多くて選び方がわからない!

実はわたし、買うぞ!と決めてから、実に1週間以上悩みました…

最初につまずいたのは種類の違いを把握すること。次に自分に合ったマキネッタが何かという選び方。

購入後の今は、毎日出番があるほどお気に入りアイテムです。

そこでこの記事に出会ってくださったあなたには、悩む時間を1秒でも短縮してほしい!そんな想いで本記事を書きました。

わたしの体験談が、ほんの少しでもあなたのお役に立ちますように。

それでは、ビアレッティのマキネッタの種類と選び方について紹介していきます。

愛用中のビアレッティのマキネッタ

タップできる目次

ビアレッティのマキネッタの種類

ビアレッティのマキネッタは、熱源・素材・バルブの種類(かかる圧力)により大きく4種類あります。

ビアレッティのマキネッタの種類

種類熱源バルブ素材
モカエキスプレスガス直火式従来アルミ
ヴィーナスガス直火式従来ステンレス
ブリッカガス直火式特殊(約3気圧)アルミ
モカインダクションIH従来上部アルミ・下部ステンレス

ビアレッティのマキネッタは定番のモカエキスプレスをベースに、さらに3種類が展開されています。

  • 素材をステンレスに→ヴィーナス
  • 特殊バルブで3気圧に→ブリッカ
  • 熱源がIH対応に→モカインダクション
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ガス直火式は、電気コンロもOK!

定番マキネッタであるモカエキスプレスは、アウトドア向けのアルピナや、牛乳を入れてカプチーノが一度に作れるムッカ限定色のモカエキスプレスなどのバージョンがあります。

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日本未発売の海外限定モデルもあって、たくさんのデザインから選べるのがモカエキスプレスの魅力!

ビアレッティのマキネッタの種類別・特徴

ビアレッティが展開する、4種類のマキネッタの特徴を紹介します。

モカエキスプレス:豊富なデザインから選びたいならコレ

MOMAにも永久展示されている大ベストセラー

モカエキスプレス

メリット
デメリット
  • シェアNO.1
  • サイズ展開が豊富
  • 軽くて扱いやすい
  • 熱伝導率が高く沸騰までの時間が短い
  • デザイン性が高い
  • 保管状態によっては白浮きや黒ずみが出やすい
  • 本格的なエスプレッソはつくれない

スペック

製品名MOKA EXPRESS
材質本体:アルミニウム合金、ハンドル:ナイロン樹脂、パッキン:シリコーンゴム
熱源ガス直火・電気コンロ
サイズ展開1・2・3・4・6・9・12・18カップ
原産国イタリア
本体サイズ(3カップ)約9x16x16.5cm
重量(3カップ)約380g

10年以上前に初めて購入したときも可愛い!と感じましたが、今手に取ってもやっぱり可愛い!本格的なエスプレッソマシンと比較すると機能面は物足りないのは事実ですが、省スペースで手軽に使える気軽さが気に入っています。

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並行輸入品で買える、海外限定モデルもたくさん展開されています!

ヴィーナス:耐久性があるステンレス素材ならコレ

表面のキレイを維持しやすいステンレス素材

ヴィーナス

画像:ビアレッティ
メリット
デメリット
  • 光沢のあるキレイな見た目を維持しやすい
  • 頑丈
  • デザイン性が高い
  • アルミに比べて熱伝導性が低く時間がかかる
  • アルミより重い

スペック

製品名VENUS
材質本体:ステンレス鋼 、ハンドル・ツマミ:ナイロン 、パッキン:シリコン
熱源ガス直火式・電気コンロ
サイズ展開2・4・6カップ
原産国中国
本体サイズ(2カップ)約8×10.5×13.5cm
重量(2カップ)約330g

アルミの白浮きや、カビのように見えてしまう黒い斑点が気になる人にとって、取り扱いやすさが魅力となるステンレス素材のヴィーナス。原産国が中国なので「エスプレッソといえばイタリア製」とこだわりたい人には不向きですが、ステンレス素材のメリットに魅力を感じる人におすすめです。

ブリッカ:クレマのあるエスプレッソを目指したいならコレ

特殊バルブでよりエスプレッソに近づく!

ブリッカ

メリット
デメリット
  • 特殊バルブでかかる圧力がUPし、クレマができやすい
  • 2021年以降の特殊バルブは特許取得でビアレッティでしか味わえない
  • モカエキスプレスより濃いモカコーヒーができる
  • 圧力が強くかかるため爆発などの失敗しやすい
  • お水の計量は正確性が必要
  • 4種類の中では重量がある

スペック

製品名BRIKKA
材質本体:アルミ合金、ハンドル:フェノール樹脂、パッキン:シリコン
熱源ガス直火式・電気コンロ
サイズ展開2・4カップ
原産国ルーマニア
本体サイズ(4カップ)約19 x 10.5 x 19.5cm
重量(4カップ)約700g

特許取得の特殊バルブを持つブリッカは、モカエキスプレスよりも濃く、クレマのあるコーヒーがつくれます。その分、取り扱いには繊細さが必要。水の量や火加減に気をつけないと「爆発」と表現したくなるような吹きこぼれが起こるリスクがあります。

モカインダクション:熱源がIH対応がよければコレ

唯一のIH対応モデル

モカインダクション

画像:ビアレッティ
メリット
デメリット
  • IHでも使える
  • タンク部分がステンレス素材で頑丈
  • サイズは2種類のみ

スペック

製品名MOKA INDUCTION
材質本体上部:アルミニウム合金
本体タンク:グラッド鋼(ステンレス鋼とアルミニウム合金)
フィルタープレート、フィルターバスケット:ステンレス鋼
パッキン:シリコーンゴム
ハンドル、ツマミ:ナイロン
熱源ガス直火式・IH対応・電気コンロ
サイズ展開4・6カップ
原産国ルーマニア
本体サイズ(4カップ)約16x10x17cm
重量(4カップ)約540g

IHの熱源でもマキネッタが楽しめるよう開発されたモカインダクション。素材がアルミとステンレスのハイブリッドなので、アルミ素材のデザインが好きだけどお湯を沸かす部分の素材は頑丈なステンレスがいいな、と感じていた人におすすめです。

ビアレッティのマキネッタの選び方と気をつけるべきポイント

あなたにぴったりなビアレッティのマキネッタを選ぶには、4つのポイントがあります。

STEP1:サイズで決める【重要度大】

重要ポイント

マキネッタは大は小を兼ねません!
3カップ用なら毎回3カップ分つくる必要があります。

ビアレッティのマキネッタで抽出できるコーヒーは1カップ=40mlが目安。

エスプレッソの1ショットと同じですが、エスプレッソよりは少し薄めに仕上がります。

カップ数で選ぶビアレッティのマキネッタ

モカエキスプレス1・2・3・4・6・9・12・18カップ
ヴィーナス2・4・6カップ
ブリッカ2・4カップ
モカインダクション4・6カップ
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濃さの好みにもよるけど、4カップ用でマグカップ2杯分+水筒分のアメリカーノをつくっています!

おすすめのカップ数

1人用なら2カップ:コーヒーカップ2杯程度orマグカップ1回分
3カップ:マグカップ1〜2杯、たまに2人用として使いたい
2人用なら3カップ:マグカップで2人分
4カップ:マグカップ2人分・少し濃い目が好き・たまに3人用として使いたい

1〜2人用で迷ったら、1番人気があるサイズでもある3カップがおすすめです。

3カップでコーヒー豆15g(ドリップコーヒーの1〜1.5杯)ぐらいがバスケットに入るイメージ!

マキネッタが規定量しか作れない理由

ビアレッティのマキネッタは仕組み上、バスケット(フィルターに)コーヒー豆が規定通り一定量入っていることが重要です。

豆が少なすぎると圧力がうまくかからず、失敗する可能性があります。

マキネッタの仕組み

  • ボトル内でお湯が沸騰
  • 水蒸気がバスケット部へ押し上げる
  • バスケット内のコーヒー豆の間をお湯が通過し、さらに押し上げるようにコーヒーが抽出される

STEP2:対応熱源で決める

モカインダクションにするかどうか

IH対応ならモカインダクション一択

画像:ビアレッティ

対応熱源で選ぶビアレッティのマキネッタ

IH対応ならモカインダクション
ガス直火式ならモカエキスプレス
ヴィーナス
ブリッカ

IH対応のものがいいなら、モカインダクションを選びましょう。

ガス直火式を使いたい場合

「自宅のコンロはIHだけど欲しいカップ数はモカインダクションにない」という場合は、カセットコンロキャンプ用のコンロを使用するという方法があります。

最近店舗で見て可愛い!と一目惚れしたamadanaのカセットコンロ

画像:amadana

ビアレッティのマキネッタは直径が小さい(2カップだと約7.5cm)ので、amadanaのようなタイプならそのままのせて使えます。

普通のコンロの場合は、ミニ五徳や100均で小さな網を買ってきて使えばOK!

STEP3:コーヒーの仕上がりイメージ・お手入れのしやすさで決める

ブリッカにするかどうか

クレマがあるコーヒーにしたいならブリッカ

ビアレッティのマキネッタの中で特殊バルブの構造を持つのはブリッカだけです。

特許取得の特殊バルブの力で、コーヒー抽出の圧力がモカエキスプレスと比べて約2気圧アップ。よりエスプレッソに近いコーヒーがつくれます。

ただし、圧力が高くなる分、水の量や火加減の取り扱いは、より慎重さが必要です。

素材メリットデメリット
アルミ軽い
早く沸騰する
白浮きや黒ずみができやすい
ステンレス丈夫
光沢が長期間保てる
アルミより重い
沸騰するまで時間がかかる
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あなたの大切にしたいメリットで選んでね!

コーヒーの仕上がりイメージで選ぶビアレッティのマキネッタ

特殊バルブありブリッカ
従来のバルブモカエキスプレス
ヴィーナス
モカインダクション

従来バルブも紙フィルターを使う方法あり

紙フィルターをはさめばコーヒー抽出にかかる圧力がややUP!

丸型の紙フィルターは「お手入れを楽にする・コーヒー豆の目詰まりを防ぐ・コーヒーの風味をよくする」といったメリットがあります。

が、それだけでなくコーヒー抽出時に蒸気が上がるとき、紙フィルターを通過するという1ステップが加わることで圧力をやや上げてくれることにも気づきました。ブリッカほどでありませんが、モカエキスプレスなど従来型のマキネッタを検討している人におすすめです。

fuwari

STEP4:素材・デザインで決める

アルミorステンレス
  • アルミ素材は軽くて短時間でコーヒーができる
  • ステンレス素材は頑丈でキレイが長持ちする

素材で選ぶビアレッティのマキネッタ

ステンレスヴィーナス
アルミモカエキスプレス
ブリッカ
ハイブリッドモカインダクション

デザインで選ぶビアレッティのマキネッタ

ビアレッティのマキネッタは、インテリアとして飾る収納もおすすめできるデザイン製の高さが魅力の一つ。

直感で気に入ったデザインのマキネッタを選ぶのもアリ!

fuwari

モカエキスプレスはMOMAに永久展示されているそう!

迷ったときはモカエキスプレスがおすすめ

\ 迷 っ た ら コ レ /

ビアレッティ・モカエキスプレス

2カップならアメリカーノ・少し濃いめでマグカップ1杯分

おすすめな理由

  • 初心者さんでも爆発などの失敗が少ない
  • 紙フィルターを使えばお手入れ楽&味ワンランクアップ
  • お値段がお手頃

サイズの目安

  • 1人なら2カップか3カップ
  • 2人なら3カップか4カップ

迷ったら3カップがおすすめ。Amazonが安かったです!

ちなみにわたしは「普段は1人、たまに2人で使う」「1人のときはマグカップ1杯分だけ作りたい」「クレマのある・なしどちらも試してみたい」という理由で、モカキスプレスの2カップとブリッカの4カップの2台持ちです。

【まとめ】ビアレッティのマキネッタの種類と選び方

ビアレッティのマキネッタは4種類。

素材・熱源・バルブの構造により特徴やメリット・デメリットが異なるので、あなたの目的に合ったものを選びましょう。

気をつけるべき最大のポイントはカップ数。水蒸気の力で圧力をかけてコーヒーを抽出するという特徴上「少なめにつくる」ことができないので、欲しいサイズ選びが大切です。

fuwari

あなたに合ったマキネッタが見つかりますように

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この記事を書いた人

祖父の代からコーヒー好きの家庭に育つ。
母と叔母が姉妹で経営していた喫茶店のお手伝いをした経験あり。
UCCコーヒーアカデミー・ベーシックコース修了。

休日はカフェや焙煎所を巡ったり、お家でコーヒーをたててのんびり過ごすのがしあわせなひとときです。

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