コーヒー初心者さんが迷わず好みのコーヒー豆に出会えるよう、本記事をまとめました。迷ったときに選ぶべきコーヒー豆の種類や選び方のコツがわかるようになる記事です。
産地や焙煎度・挽き方など、コーヒー豆選びのお悩みを、この記事で解決しちゃいましょう。
子どもの頃からコーヒーが身近にある環境で育ち、コーヒー焙煎所でも働いたことのある筆者が、コーヒー初心者さんのお悩み解決をお手伝いします。
こんなお悩みが解消できますよ。
コーヒーのハードルが下がって、コーヒー好き仲間さんが増えると嬉しいです!
それでは「【初心者さん向け】コーヒー豆の選び方|産地や種類一覧で自分好みの味に出会える」を紹介していきます。
初心者におすすめのコーヒー豆はブラジルの深煎り豆
初心者さんにブラジル深煎り豆がおすすめな理由
- ブラジルはコーヒー豆のシェアが世界一だか
- 深煎りはアレンジしやすく万人受けしやすいから
コンビニやスタバなど、気軽に楽しめるコーヒー。ですが、いざ自分で豆を買おう!と思うと豆の種類や焙煎の仕方など、どう選べばいいかが難しいですよね。
もし迷って選べなくなってしまったら「ブラジル産の深煎りのコーヒー豆」がおすすめです。
理由を紹介していきます。
理由①:ブラジルは世界シェアが1位
ブラジルのコーヒー豆は、
コーヒーの味の基準!
ブラジルは、コーヒー豆の生産量が世界1位。ブラジルで生産されるコーヒー豆は、世界中で一定の基準として認められており、コーヒー豆の味の基準になりやすいとされています。
初めてコーヒーを飲む方には、ぜひ1番はじめにブラジル産の豆を試してみてほしいです!
まずはブラジルのコーヒーを飲んでみて「もう少しフルーティーな方がいいな」など、自分の好みを探っていくのがおすすめ。
理由②:深煎りはミルクとの相性がよくアレンジして楽しめる
味変させやすいのが深煎り豆
コーヒー初心者産でも飲み切りやすい◎
深煎り豆は、香り・苦味が強いという特徴があります。そのため、ミルクとの相性がばつぐん!
カフェラテやカプチーノといった、コーヒーとミルクを組み合わせたドリンクのベースにもなります。
また、深煎り豆はお砂糖・シロップ・ホイップクリームなどとの相性もいいので、コーヒー初心者さんにはコーヒーを楽しむきっかけにしやすくておすすめ。
お手頃価格の日常使いしやすいタイプ
プレゼントにもおすすめなスペシャルティコーヒー
プレゼントに贈るのにもおすすめです!
コーヒー豆の選び方のコツ
コーヒーを淹れる際に、味にも影響大な「豆の選び方」はとても重要です。
コーヒー豆を選ぶ際の4つのポイントについて詳しく説明します。
コーヒー豆の焙煎度合いで選ぶ
コーヒー豆の焙煎度合いによって、味わいが大きく変わります。
- 浅煎りのコーヒー豆
- 酸味が強くフルーティーな味わい
- 中煎りの豆
- コクがあり、バランスの良い味わい
- 深煎りの豆
- 苦味が強くローストの風味が感じられます。
コーヒー豆の産地・生産国で選ぶ
コーヒー豆の産地や生産国によって、味わいに違いがあります。
例えばエチオピア産のコーヒー豆は、フルーティーで芳醇な味わいが特徴です。一方、ブラジル産の豆は、コクがあり、ナッツのような風味が感じられます。
コーヒー豆の味の特徴で選ぶ
コーヒー豆には、様々な味わいの特徴があります。
例えば、チョコレートやキャラメルのような甘い風味を持つ豆や、花のような香りが漂う豆などがあります。自分の好みに合わせて、味わいを選ぶと良いでしょう。
コーヒー豆の挽き方で選ぶ
コーヒー豆は、挽き方によっても味わいが変わります。
例えば、エスプレッソ用に挽いた豆は、濃厚な味わいが特徴です。一方、フレンチプレス用に挽いた豆は、豊かなコクと香りが楽しめます。
4つのポイントについて、さらに詳しく紹介していきますね!
コーヒー豆の選び方①:焙煎度合いで選ぶ
コーヒー豆を選ぶ際には、豆の焙煎度合いを意識することが重要です。豆の焙煎度合いによって味わいや香りが大きく異なるため、自分の好みにあった豆を選ぶことができます。
浅煎り豆の特徴
浅煎り豆は、焙煎度合いが低く、豆の表面に油が付着していない状態のコーヒー豆。香りが高く・酸味が強く・苦味が少ないのが特徴です。
豆本来の風味が楽しめるため、コーヒー豆の味わいを追求したい人にはおすすめです。
こんな名前で売られています
- ライトロースト
- シナモンロースト
中煎り豆の特徴
中煎り豆は、焙煎度合いが浅煎り豆よりもやや高く、豆の表面に油が付着する状態の豆です。酸味と苦味のバランスがよく、風味が豊かなのが特徴。
一般的なコーヒー豆の焙煎度合いであり、幅広い人に好まれる味わいです。
こんな名前で売られています
- ミディアムロースト
- ハイロースト
深煎り豆の特徴
深煎り豆は、焙煎度合いが中煎り豆よりも高く、豆の表面に油がたっぷりと付着している状態の豆です。香りが少なく、酸味が抑えられている代わりに、苦味が強く、コクがあります。
焙煎によって独特の味わいが生まれるため、特に深煎り好きな人にはおすすめです。
こんな名前で売られています
- シティロースト
- フルシティロースト
- フレンチロースト
- イタリアンロースト
コーヒー豆の選び方②産地・生産国で選ぶ【産地一覧】
コーヒーには様々な産地・生産国があり、それぞれ異なる特徴を持っています。今回は、それぞれの産地の特徴について詳しく見ていきましょう。
以前UCCコーヒーアカデミーのセミナーで学んだ知識や、コーヒー焙煎所で働いていたときの豆知識も一緒に紹介しますね!
迷ったら飲み比べセットで試してみるのもおすすめ
ブラジルのコーヒー豆の特徴
ブラジルは、コーヒー豆の生産量が世界一の国です。
豊富な降雨量と温暖な気候に恵まれており、豆自体も比較的大きく、香り豊かな味わいが特徴です。
ナッツやキャラメルのようなフレーバーがするって言われているよ!
インドネシアのコーヒー豆の特徴
インドネシアは、スマトラ島やジャワ島などでコーヒー豆の生産を行っています。特に、スマトラ島のマンデリン種は、フルーティーでスパイシーな味わいが特徴です。
オレンジっぽいフレーバー。コクもあってわたしはいちばん好きです!
グァテマラのコーヒー豆の特徴
グァテマラは、中南米に位置する国で、コーヒー豆の生産量が多いです。豊かな酸味と芳醇な香りが特徴で、特に高地で栽培されるものは、味わい深いコクがあります。
ワインっぽい複雑な味わいが楽しめるフレーバーだよ
コロンビアのコーヒー豆の特徴
コロンビアは、南アメリカに位置する国で、コーヒー豆の生産量が多く、高品質な豆が多く栽培されています。豆自体は、フルーティーで酸味があり、爽やかな味わいが特徴です。
エメラルドマウンテンって聞いたことあるかな?コロンビアのコーヒーだよ!
ケニアのコーヒー豆の特徴
ケニアは、アフリカ東部に位置する国で、コーヒー豆の生産量は少ないですが、高品質な豆が多く栽培されています。豆自体は、酸味が強く、フルーティーな味わいが特徴です。
スッキリ感と爽やかなイメージのある酸味が特徴だよ!
エチオピアのコーヒー豆の特徴
エチオピアは、アフリカ北東部に位置する国で、世界で初めてコーヒー豆が栽培されたとされる地域でもあります。豆自体は、フルーティーな味わいが特徴で、中には「ワイルドコーヒー」と呼ばれる、天然の森林で育った希少な豆もあります。
紅茶のような、お花のような華やかな味がするコーヒー豆だよ
ベトナムのコーヒー豆の特徴
ベトナムは、アジアに位置する国で、コーヒー豆の生産量が多いです。豆自体は、苦味が強く、コクがあります。また、コーヒー豆を使用したコーヒー以外にも、「コーヒー酒」と呼ばれるお酒が親しまれています。
ベトナムのコーヒーは木の病気に強い品種だから、インスタントコーヒーやスーパーで買えるコーヒー豆に多く使われているよ
タンザニアのコーヒー豆の特徴
タンザニアは、アフリカ東部に位置する国で、コーヒー豆の生産量は少ないですが、高品質な豆が多く栽培されています。豆自体は、香りが高く、口当たりが滑らかな味わいが特徴です。
コーヒーが流行り出した頃に人気になったキリマンジャロはタンザニアのコーヒー豆だよ!
コーヒー豆の選び方③味で選ぶ
コーヒーは様々な味わいがあり、自分の好みに合ったものを選ぶことが大切です。ここでは「苦い・甘い・酸味がある」といった味わいの種類について詳しく説明します。
苦いコーヒー豆の種類
代表的な豆はジャマイカのブルーマウンテン
苦味は、コーヒーの中でも最も基本的な味わいのひとつ。
苦味が強い場合、コーヒー豆の種類と焙煎方法によってその原因が異なります。
たとえばロースト(焙煎)が深いコーヒー豆は、酸味を弱くする分、苦みをより強く感じる、といった特徴が。
代表的な苦いコーヒー豆としては、カリブ海地域にあるジャマイカ・ブルーマウンテンが挙げられます。
ブルーマウンテンは、深いコクと豊かな苦味が特徴です!
甘いコーヒー豆の種類
代表的な豆はエチオピアのイルガチェフェ!
甘味は、コーヒーではあまり聞かない表現のように感じますよね。
ですが、焙煎方法によって甘味を強調したコーヒーを楽しめます。
代表的な甘いコーヒー豆としては、エチオピア産のイルガチェフェ。
イルガチェフェは強いフローラルの香りと、繊細な甘味が特徴。多くのコーヒー好きから愛されているお豆なんですよ。
わたしが働いていた焙煎所でも大人気のお豆でした!
酸味があるコーヒー豆の種類
代表的な豆はケニアのAA!
酸味のあるコーヒー豆は、爽やかでフルーティーな香りが特徴です。
酸味は、コーヒーに軽やかな味わいを与えるだけでなく、飲み物が後味もすっきりとさせてくれます。
代表的な酸味のあるコーヒー豆としては、ケニア産のAAがあります。
ケニアのAAは明るい酸味と、フルーティーな香りが特徴です。
わたしが飲んだときは「レモンスカッシュみたい!」という印象の爽やかさでしたよ。
コーヒー豆の選び方④挽き方で選ぶ
コーヒーを淹れる際に欠かせないのが、コーヒー豆の挽き方。挽き目を選ぶことで、様々な淹れ方に合わせた美味しいコーヒーを楽しむことができます。
以上について紹介していきます!
コーヒー豆の挽き方の種類と名前
コーヒー豆の挽き方には、大きく分けて粗挽き、中挽き、細挽き、極細挽きの4つがあります。
- 粗挽き:フレンチプレス・コールドブリュー
- 中挽き:ペーパードリップ・サイフォン・エアロプレス
- 細挽き:エスプレッソマシン・モカポット(マキネッタ)
- 極細挽き:トルココーヒー
ペーパードリップにおすすめのコーヒー豆の挽き目
ペーパードリップには、中挽きが適しています。
中挽きは水が豆の中にしっかりと浸透し、コーヒーの旨味を引き出しやすくなります。
グラニュー糖くらいの大きさが目安です!
フレンチプレスにおすすめのコーヒー豆の挽き目
フレンチプレスには、粗挽きがおすすめ。
粗挽きだと豆の油分が豊富に抽出され、コーヒーの味が濃厚になります。
コーヒー粉が細かすぎるとフィルターに詰まりやすくなるので注意。
マキネッタ・エスプレッソマシンにおすすめのコーヒー豆の挽き目
エスプレッソマシンには、細挽きが適しています。
豆を細かく挽くことで、水との接触面積が増え、しっかりと濃厚なエスプレッソを楽しめます。
マキネッタの場合は、コーヒー粉が目詰まりしやすいので細挽きよりももう少し目が荒い中細挽きがおすすめです。
グラニュー糖より少し小さいかな?くらいの大きさが目安になります。
マキネッタでコーヒーを美味しくするコツやマキネッタの選び方も別記事でまとめているので、お家でカフェラテを楽しみたい人はぜひご覧くださいね。
【まとめ】初心者さん向け・コーヒー豆の選び方|産地や種類一覧で自分好みの味に出会える
これからコーヒーを楽しんでいきたい!というコーヒー初心者さんに、まず選んで欲しいコーヒー豆は「ブラジルの深煎り豆」です。ザ・ベーシック!な味を基準に、自分の好みを探していきましょう。
コーヒー豆の選び方は4つのポイントがあります。
- コーヒー豆の焙煎度合いで選ぶ
- コーヒー豆の産地・生産国で選ぶ
- コーヒー豆の味の特徴で選ぶ
- コーヒー豆の挽き方で選ぶ
コーヒーに「正解」はなく、楽しみ方は人の数だけあります。はまると楽しいコーヒー沼、一緒に突き進んでいきましょう。
それではまた。
お手頃価格の日常使いしやすいタイプ
プレゼントにもおすすめなスペシャルティコーヒー
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